2017/10/14 14:22


極小カッチャ(SSSSサイズ)に使う柄をデザインしてみました。

従来の柄は木材を使いタマクラで固定していましたが、極小カッチャ(SSSSサイズ)は超小型の上にボルトで固定する方法を採用しているため、自由度が高くなっています。
そこで、柄も3D CADでデザインして3Dプリンタで出力してみました。
3D CADの練度と3Dプリンタの精度によりますが、自由に造形ができるのが最大の利点です。
今回の柄の材質はPLA(ポリ乳酸)です。
ABSの方が耐久性が高そうですが、ABSのフィラメントの手持ち在庫がなく、とりあえずプロトタイプですし、PLAでの出力になりました。


題して「柄ボリューション」、柄の進化形です。

ポチポチと入力し、最後にレンダリングしてみました。
良い感じの質感です。
カッチャ周辺は細くし握りは太くして扱いやすさを重視しながら、シンプルでスマートなデザインを目指しました。


これを3Dプリンタで出力するわけですが、2分割して合わせて8時間ほど掛かっています。

実際に出力したものがこれです。現代のツールという感じですね。


1本づつ3Dプリンタで出力するのは、コストと生産性の面で量産化は無理ですので、シリコンモルドと無発泡ポリウレタン樹脂で量産化が可能かどうか検討する予定です。

肝心の極小カッチャの生産ですが、若干遅れていますので、販売開始は再来週に延びそうです。
申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。